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野村萬斎「変な人」演じる現代劇映画に初挑戦

狂言師野村萬斎(50)が、29日公開の主演映画「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」(金子修介監督)で、これまでのイメージと違う「変な人」を演じている。ボソボソ話して猫背で歩き、人間嫌いの元漫才師という設定。映画の現代劇は初挑戦で「これまでにないキャラクターが新鮮で面白い。またやってみたい」と続編に意欲を見せた。

 萬斎は映画「陰陽師」、ドラマ「あぐり」などで二枚目役が多かったが、今回は残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情)を読み取る能力を持つ元漫才師仙石役。ダサイ服を着て猫背で歩き、ボソボソと話す人間不信の引きこもりとして登場する。

 映画「ALWAYS 三丁目の夕日」やドラマ「相棒」で知られる古沢良太氏が脚本を担当し、「萬斎さんは想像以上に変な人だったので、変な主人公にしようと思った」とあてがきした。萬斎は「お笑い芸人という設定に驚いたけれど、今までにない新鮮なキャラクター。胸を張って生きていない人間は、僕にとって挑戦。普段の自分と違うことが出来るし、面白いですね」と意欲をかきたてられた。

 漫才の相方丸山役の宮迫博之(46)とのやりとりも楽しかったという。「狂言と漫才は共通点も多く、狂言の太郎冠者と主人の関係は、漫才のボケとツッコミに通じる。宮迫さんとは、こちらが変化球を投げると、直球で返してきたり、せりふの応酬が楽しかった。彼はプロだし、大船に乗った感じだった」。

 狂言の一方で、定期的に映画やドラマに出演する。「映像は細やかな演技が出来るし、演技に広がりを感じて楽しい。以前は狂言、舞台、映像それぞれの萬斎は違ったが、今はジャンルのベクトルが溶解して同じになっている」。狂言は女性との共演がないが、今回は木村文乃(28)とのラブストーリーも描かれた。「女優さんとの共演は映像の楽しみ。幸せでした」。

 人間はみにくいと人間不信だった仙石も、最後は人間は素晴らしいと心を開く、再生の物語でもある。「1つのキャラクターを作り上げて、続編に耐えうるというジャッジがあれば、またやってみたい。仙石さんは萬斎ならではの人間味を出させてくれる役でうれしかった。再登場で、よりキャラクターが深まれば」と続編に意欲的だった。【林尚之】

 ◆「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」 残留思念を読み取る能力を持つ仙石(萬斎)は、相方丸山(宮迫)とお笑いコンビ「マイティーズ」で人気を得るが、特殊能力ゆえに神経をすり減らしてコンビを解散。人間嫌いとなって引きこもったが、女子高生ピアニスト(杉咲花)から行方不明の恩師(木村文乃)捜索を頼まれ、丸山とともに事件の謎に迫る。
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